2010年6月27日日曜日

釣竿アンテナ

釣竿アンテナを自宅(固定用)にあげた.>オートアンテナチューナT1での移動運用はこちら

釣竿はグラスファイバー製5.4m(タクティクスエンジョイ PG彩流S54 ネットで1260円).それに6m ほどの0.3mm kv電線(昨年アース線用にネットで買った200m 1400円)を巻きつけて.

きっかけは,オートアンテナチューナATU.
今月のCQ誌の特集がATU.便利そうなので,ネットで買ってみた.SG-239 3万円(!).
SG-239
電波を注入すれば,勝手にマッチングを取るというもの.
CPU がリレースイッチをオンオフし,多数のコイルとコンデンサの何万通りの組合せの中からマッチングがとれるものを数秒で選び,その状態をメモリに記憶する」というのはまさに電子機器である.こんなものは自作できるものではない.>マニュアル(回路図)を見たら,131072通り

手動のチューナーなら,コイルとバリコンを組み合わせればそれこそ数百円で自作できる.
作るとすればコイルを巻いて,コイルからバンドごとにタップを出し,クリップなどでつなぎ換え,微調整はバリコンで行うことになる.
つまりマッチングは手作業になるから,設置場所は手の届くところになければならない.

ATU の真骨頂は全自動だからアンテナ直下でよいということ.

チューナというものは,アンテナが同調してマッチングしていれば基本的には要らない装置である.
さまざまなバンドに同調させるためには,普通は各バンドごとに別々のアンテナを上げて,切り替えて使ったりする.
マッチングしていれば,ケーブルには進行波が流れ,ケーブルは伝送線となり,電波はアンテナだけから輻射される.

でも,各バンドにアンテナを用意するには,手間と経済力が必要.
多バンドアンテナの例
チューナがあれば,1本のワイヤーで多バンドにマッチングを取れて便利である.(もちろんバンドごとの専用アンテナの方が効率はぐっと高くなる.).

1本のワイヤーの場合,あるバンドにマッチングが取れたら,普通は他のバンドにはマッチングが取れない.マッチングしないバンドでは,ケーブルに定在波が発生し,ケーブルもアンテナになって,電波を輻射する.
このときは,ケーブルと無線機の間がマッチングが取れずに,無線機の送信部が加熱したりする.
そこで,チューナでマッチングを取って無線機を守るが,ケーブルもアンテナ状態なので,それこそ,部屋の中や1階の低いところでの電波輻射となり,効率は悪いし,受信時は周囲の雑音も拾うことになる.

したがって,チューナはアンテナ直下がよいことになる.
つまり,無線機とケーブルではなく,ケーブルとアンテナのマッチングを取り,ケーブルからの輻射を抑える.
このときは,ケーブルには定在波が立たず,進行波だけとなり,ケーブルは伝送線となって,電波を輻射しないし,周囲の雑音も拾わない.
チューナが手動なら,バンドを変えるたびに調整しなおさなければならないが,ATU は全自動なので,勝手にあわせてくれる.

で,この6m のアンテナ1本と,5m 2本 のアース線で,7, 10, 14, 18, 21, 24, 28MHz帯すべてマッチングが取れた.3.5でマッチングを取るには12m以上,1.8 なら30m 以上の線が必要とのことである.
高価なATU だが,バンドを変えても電波をだすと,数秒でマッチングが取れてしまう.非常に便利.
今までは,移動用アンテナをベランダに設置して,バンドを変えるたびに1階と2階行き来してマッチングを取っていたのだ.

防水に100円ショップで買ったプラスチック容器に入れた.
タッパ
そして,近所のハムショップで,ケーブルのM型コネクタと陸軍ターミナル(いったいどういうネーミング?)を購入.
アース線は実は,100円ショップで買った5mの4芯電話線2本だから,実質8本である.

これをベランダに転がしてある.アースといっても,接地はしていないので,カウンタポイズである.

移動用アンテナは,やはり手元で操作するものだな.ATU も手元操作型のは以前買っていた.>Elecraft T1 の記事
Elecraft T1も,コントロールケーブルを使えば遠隔操作できるので,館山の別荘ではそうやって使っている.

移動用に買ったアンテナ(MP-1)は金属製でちょっと重いから,単車モービル用にしよう.アルミが光ってかっこいいし.

徒歩で持ち歩くには,KV電線+釣竿+手元操作ATU(Elecraft T1) だな.>移動時の釣竿アンテナ
SG-239 はT1よりかなりヘビーだし,そもそも使用中はずーっと通電しているので,電池が持たない.
T1 はラッチングリレーなので,マッチングが取れたらそのままの状態を保持して,電源が切れるから,電源が厳しい移動運用には最適である.


今回の買った釣竿は仕舞寸法が1.2mだから,持ち歩く気はない.持ち歩き用に,仕舞寸法40cm ,4.5m の釣竿(白滝渓流3)を買うことにした.

しかし,アマチュア無線には釣り用品がすこぶる便利だ.
今回は,アンテナを釣竿に張ったが,電源は電動リール用のリチウムイオンを使っている..

ある人は,山頂で釣竿アンテナを上げて,クーラーボックスに機材を設置してQRVしていたら,登山者に「何が釣れますか」と声をかけられたそうな.
山頂で釣る魚といえば・・・?

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