2005年6月17日金曜日

真空管

真空管は,もちろん現在は限定的な使われ方しかされない.
ブラウン管とか,電子レンジとか.
構造的には真空にしたガラス容器の中に電極を配置した電子素子であるが,まぁ電球のようなものなので,振動などには弱く,落としたりするのはもってのほかという印象がある.

ところが,第2次世界大戦中に砲弾に組み込まれれた真空管があった.>砲弾の加速度
対空砲弾のVT信管(近接信管)に使われた.

普通の砲弾の信管は,スイッチのようなもので,命中したときに破裂する.これでは速い航空機に命中させるのは難しい.
VT信管は航空機の近くを通過したことをセンサーで感知すると破裂する.命中しなくても近くを通過するだけで,相手にダメージを与えることができるのである.
米軍はこれによって,防空能力を高めたのであるが,それにしてもトランジスタなど固体の素子のない時代,当然素子は真空管である.
ミサイル用のようなロケットではなく,対空砲で打ち出す砲弾に組み込まれた.それは2万Gもの加速度に耐える真空管だったらしい.

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