2018年3月17日土曜日

点と線

コブシが満開の中.
(京成電鉄,海神付近)

コマバへ行ってきた.
日本数学会の市民講演会.日本数学会の春,秋のあつまりで毎回行われている専門家による一般向けの講演会.

初めは新井仁之先生の錯視の話.

人間の知覚を数理モデル化することよって,逆にその数理モデルから錯視を作り出したり,そうしアート作品を作り出すシステムの構築の話.
すごい時代だな.

これをさらに画像処理技術に応用して,見えなかったものをエッジを先鋭化して見えるようにしたり.

続いて小島定吉先生のトポロジーの話.
1970年代,サーストンがトポロジーに革命を起こした.そこで,サーストン以前とサーストン時代,サーストン以後のトポロジーの発展についての概観.

トポロジーはポアンカレが1895年に「位置解析」という論文と,1904年までの5つの補遺で創始した.
「最後の補遺で補遺で提起した疑問が有名な
『基本群が自明な3次元閉多様体は3次元球面に位相同型か?』
ここに書いてある,数学の専門用語を省くと,テニオハしか残らない(笑
でも用語の説明を全部省いて,この40年間の流れを説明します.」

この分野はいろんな本で,知識の断片は持っていた.
でも話を聞いて,断片がすこしだけつながった感じがした.
やはり
「人の話を直接聞く」
というのは,大きな意味がある.いくら本を読んで,知識の断片や,深くても狭い知識を得ても,
「だからいったい何」
という気持ちになってしまう.
今日はたった1時間で,知識の断片が線でつながった感じがして気持ちよかった.

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