2013年12月28日土曜日

教員採用のカラクリ

石渡嶺司氏の本はいつも歯に衣着せぬので楽しい.
ツイッタが炎上したり,ブログでボロクソに書かれたりもしているる.
それをご本人がリツイートでリンクしたり.
でもそうするとボロクソ記事が消えていたりする.なんだ,根性ねぇな.本人に読まれて消すような批判記事などはじめから書くな.
消えてても,しらばらくは検索サイトのキャッシュに残るし,積極的に保存しているサイトで読めることは多いけどw>Internet Archive

じぶんは元々小心者だから,批判どころか,マイナス評価の記事ですら書けないw

今回は,時間つぶしに書店で見かけた教採関係の本.著者のツイッターで流れてきていたので以前から知ってはいたが.
立ち読みしていたら,やっぱ面白くなって購入w

3日で読了.

自分が受けた30年前の教員採用とはだいぶ違う.
まぁ,自分のときは,学校の新設ラッシュで,採用は千葉県で700人位,数学だけで初任研は89人いたのを覚えている.当時と比ぶべくもない.

今から数年前まで,採用が抑えられて,自分の年代は
「いつまでたっても若手」
だったけれど,団塊の世代の退職で,若い人が増えてきた.

若い人たちを見ていると,教科指導も生徒指導も,いろいろ苦労している.年の功で,アドバイスもするが,不安だらけだろうな.

本書には
「教師は専門職」
という記述があった.この歳になると本当にそうだなと思う.
若い頃は,根性と気合でやっていたけど,不安だらけだった.うまくいかない情景が夢にまで出てきたw
今は不安に思うことが全くない.先が見えるというか.そんなときに「あぁ,専門職とはこういうことか」と思う.
少なくとも3,4年は苦労しないと.教育実習期間は国際的にみても日本は極端に短いというのもうなずける.

別にすべてうまく行っているわけではないが,やりながら,うまくいかない予想もついてしまう^^
夢に出ることはもう無いw

本県では,正規採用の初任者は初任研のために授業時間が少ない上,その指導教官も授業時間を少なくし,その分非常勤(パートさん)の枠が週に8時間ほどになる.
まぁそれは,専門職の養成には不可欠とは思う.

それと,臨時的教員も少なからずいて,若い人が多いけれど,彼らは未経験のシロウトだったとしてもお,フルに授業を担当させられる.
そうして臨時的教員でフルに担当した経験のある人でも,正規採用されると,初任研のために授業時間を減らされる.
なんか矛盾感じるんですけど・・・


本書に教育実習のことも書いてあって,大変な実習生もいるようだ.幸い自分は大変な実習生に当たったことはない.皆真面目で一生懸命だった.
特に今年の実習生は「学校教師学部」ってくらいだから,すごくしつけられていて,意識も高く態度や姿勢は素晴らしかった.

ただ,「勉強不足」はいつも思うことで,色々指摘してあげて,「勉強しなきゃ」と思うよう仕向けるw>以前の記事「デデキント」以前の記事「順序対」以前の記事「定義と定理」
教員は熱意だけでなく,知識も深くて豊富じゃなければならぬとは思う.


さて,本書に「企業の就活との掛け持ちは学校側は嫌う」(企業も嫌う)とあった.確かに学校にはそういう風潮はあって,「そんな者が教育実習とはまかりならん!」という教員は多いかな.

自分はそうは思わない.

実習生を担当すると確かに本務以外に負担は増える.できれば避けたいという感じ.
自分は,やはり仕事柄,「教えるのが好き」
それは生徒じゃなくても,実習生や若手教員を相手にしても同様.「専門職」として自分のノウハウを教えたい.>以前の記事「今日も詰まった1日」

だから,実習生の担当には積極的に手を挙げる.
実際,人を押しのけてまで担当したがる人はいないから手を挙げればたいてい担当できる^^
今年も転勤したばかりだけど,真っ先に手を挙げ,担当した.

前の学校の時は教科「情報」の実習を母校にも断られたという学生の大学から,全く無関係の自分の勤務校に打診がり,もちろん引き受けた.>以前の記事「実習のあと」
教科「情報」はどの学校でも苦労しているから,引き受ける余裕はないだろうとは思う.県内の母校に断わられるのだ.

負担は増えるかもしれぬけど,こちらも勉強になる.
実習生本人にとっても,それで苦労した経験は,教員にならなくても無駄になることはあるまい.そうした経験する若者が一人でも増えてほしいと思うから自分は積極的に担当したい.

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