2012年2月16日木曜日

確かな学力


学習指導要領のねらいが,今年の高校入試に反映しはじめた.
近年にない難しさ.
PISA型を意識したような,日常的・社会的な話題から考えさせる問題も.

さらに,どの教科も「書かせる問題」が増えて,採点作業が大変である.

ゆとり教育とか,推薦入試(=無試験入試)とかで,若者を勉強させない風潮が変わりつつある.
自分が高校生の時は,詰め込み教育のピークだったけれど,そのおかげで幅広い雑学が得られたと思っている.
考える暇を与えない詰め込み教育はよくないとは思うが,基礎学力はある程度詰め込まないとね.

スポーツでも初心者は型にはめ込まないと上手くなれないし,上手くなれなければ楽しめない.
ゆとり教育は,ラケットとかバットとか持たせて,「自由にやってみましょう」とほったらかしていたようなもの.
詰め込み教育は,上達しても,すべて今までの型にはめ込もうとしていたようなもの.

高校入試の先は,大学入試や専門学校も含めて,もっと基礎学力を問う試験をやってもらいたいものだ.
それこそ,国数英を簡単でいいから課すようにするだけでも,変わると思うな.
それで差をつけなくてよく,全員が9割以上取れるような簡単なレベルにして,選抜は今までどおり,学校によっては「希望者全入」でよいから.
受験生に「学力テストがあるんだ」と思わせるだけで良い.

今や,就職試験の方が学力試験があるので,難しい・・・あ,就職難だからアタリマエか.
高校生の場合は,「就職できないから,とりあえず専門学校へ行ってい手に職を付ける」とか,「就職もできないし,学校に行く金もない」となるが.

まぁ,学力試験を課すなんて入試にすると,有名大学以外のほとんどの学校が受験生に逃げられて,経営に悪影響を及ぼすからまずもって無理だが.
そうだ,国が縛ればどうかな.国数英試験をしなければ文科省が学校を認可しない,なんてw

結局我々は制度変更に期待することなく,いや,どんな制度になろうとも,日々目の前の生徒の学力をつけることに腐心する以外にないわけだが.
というか,それが楽しいw

2 件のコメント:

  1. スポーツへのたとえ,本当にそのとおりですよね.

    私の勤めている大学はおかげさまで受験生が多いことで有名ですが,これは「誠実に教科書を勉強すれば受かるかもしれない」と高校生に思ってもらうことを目標にしている,ということも1つにはあると思います.

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  2. 教科書はなんだかんだ言っても,基本的な良問ぞろいですから,「まずは教科書を完璧にせよ」と言っています.

    進学校では,教科書も完璧にこなせないのに,難しい問題集に手を出し,挫折している者は多かったです.
    今の学校では9割以上が学力試験を受けずに進学しているので,理系の生徒には,数学は教科書を完璧に理解しておくように言っています.

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