2009年4月9日木曜日

不得意科目は数学

仕事を聞かれて高校の教員と答えると,教科を聞かれ,
「数学の教員」
と答えると,たいていの人は
「自分は数学が不得意で・・・」
という.
いや,「たいてい」どころか,いままで「得意」という人には会ったことがない.

自分自身も,理科(物理)のほうが得意だった.得意だったら,今頃は高校の教員なんかならずに,数学者にでもなっていた.
考えてみたら,「数学が得意」と答える人間は皆無ではないだろうか.

おそらく数学者に聞いても
「いやぁ,自分は・・・」
というだろう.

よくあるのは,
「中学までできたけど,高校になってからは・・・」
というような人.

数学は,ある時点で急にわからなくなるポイントがある.それがいつ訪れるか.

たとえば,分数の足し算.
つづいて,中学の負の数や文字式.
高校で壁になるのは,関数か,数列か,微積か.

大学数学科には数学の得意な人間が集まるが,1年の数学で挫折するものも多い.高校数学が「計算術」なら,大学のは「理論の構築」だから別世界である.高校数学が得意で数学科へ入るとそうなる人間は多い.

自分は,大学2年まではなんとかわかったけど,壁はガロア理論かな,微分幾何かな・・・3年の専門科目でやばいことになった.
トポロジーや論理学は面白かったのだけれど.

こういう数学の壁を乗り越えた人間が,数学者になるのだろう.数学者でも壁にぶつかるわけだから,数学が得意かと聞けば,
「いやぁ,自分は・・・」
となる.

数学が得意な人間は皆無だろうなぁ.


追記「ラグランジュ・リゾルベント」

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